2025/11/25(火)mDNSResponder (FreeBSD package)の勘所

ふと思い立って、net/mDNSResponder と、dns/mDNSResponder_nss をpackageからインストールして、稼働までもっていったので、記録。
  1. /usr/local/etc/rc.d/mdnsresponderposix に次のパッチを当てる。
    *** mdnsresponderposix.old      Thu Oct 23 10:39:19 2025
    --- mdnsresponderposix  Tue Nov 25 00:31:49 2025
    ***************
    *** 13,18 ****
    --- 13,19 ----
    
      : ${mdnsresponderposix_enable="NO"}
      : ${mdnsresponderposix_pidfile="/var/run/${name}.pid"}
    + : ${mdnsresponderposix_flags=""}
    
      command="/usr/local/bin/mDNSResponderPosix"
      command_args="-b -P ${mdnsresponderposix_pidfile}"
    
  2. /usr/local/etc/mDNSResponder.conf に、mDNSresponderposix用の設定ファイルを作る。1行目はホスト名。2行目はサービス用prefixとトップドメイン。3行目はポート番号。4行目は説明文。でいいはず。
    hoge
    _ssh._tcp.      local
    22
    hoge ssh server
    
  3. /etc/rc.conf に設定を入れる。
    mdnsd_enable="YES"
    mdnsresponder_enable="YES"
    mdnsresponderposix_enable="YES"
    mdnsresponderposix_flags="-f /usr/local/etc/mDNSResponder.conf"
    
  4. 再起動。
ここまでやってはじめて、mDNSでの名前検索(not only サービスの広報)が可能になる。

参考:Zeroconf考察。@かけまわる子犬

2025/11/14(金)久々にシステムの限界近くにいった。

FreeBSD portsでlang/rustのアップデートが入り、「こいつは時間かかるからなぁ」とコンパイルしていると、どこかで負荷が限界まで高まったらしく、普段は数秒で終わってた10万通の迷惑メール処理プログラム(MH形式での迷惑メールからFromを抜き出して数え、頻度が高いドメインを弾くsieveスクリプトとする。)が15分たっても終わらない!sandyおじさんは大変だ。

「portsコンパイル用ホストをメールサーバと分けろ」とか、「ports使わずにpackageでいいんじゃね」というのが本来の解決策ではあるが。

sun3/80が自宅サーバの現役だった30年程前は、gccをビルドするのに1stage辺り8時間ほどかかっていたり(なお、最低で2stage必要。)、X-windowのビルドには1日仕事だったりしており、出勤の合間に手をかけているのでエラーが出ると半日から1日遅れていたのに比べれば雲泥の差だけど。